スマートフォンサイトを作成する場合、古いブラウザを考慮しなくていいので角丸やグラデーション、ドロップシャドウなどCSS3を駆使して作成することが多いと思います。

しかし、あるときAndroidでグラデーションが反映されないことがありました。

スマートフォンの場合、Android、iPhoneともにブラウザのレンダリングエンジンはWebKitがほとんどです。そして、WebKit系のブラウザでグラデーションをかける場合、

background: -webkit-linear-gradient( top, #999, #ccc );

と書く場合と、

background: -webkit-gradient( linear, left top, left bottom, from(#999), to(#ccc) );

の2通りの書き方があります。

前者のほうがFirefox用の記述に近いので多用していたのですが、どうやらAndroidの2系のブラウザではグラデーションが表示されませんでした。（Androidの4系ならOKです）

後者の記述であればAndroidの2系でも適用されたので、スマートフォンサイト用のCSSでグラデーションを使用する場合は -webkit-gradient を使ったほうが良さそうです。