参照アクセスが急増しても、ロシアからなら要注意。リファラースパムかも・・・※追記あり
アクセス解析,Google Analytics | 2015年1月20日
2015年の年明け後にアクセス解析データを眺めていると、年末から年始にかけてリファーラル(参照アクセス)が妙に増加しているサイトがいくつかありました。
最初は「徐々にサイトが浸透してきたのかな~」なんて脳天気に考えていましたが、よくよく見ると同じ所からのアクセスが急増しており、しかもそのアクセスは全て直帰しているという状況に違和感を覚え、調べてみることに・・・。
その異様なアクセスの発信元は全てロシアになっており、複数のドメインを使って参照元に記録されていました。そのドメインの情報を元に調べてみると、どうやら「リファラースパム」と呼ばれるスパム行為だということが判明。
今のところわかったスパムのドメインは次の通り。
- darodar.com
- priceg.com
- ilovevitaly.co
- ilovevitaly.com
- econom.co
参照元に上記ドメイン(もしくはサブドメイン付き)でアクセスが記録されていたら、スパムだと思ってください。
しかも、このスパムはサイトを閉鎖しても記録し続けるというしつこさ。
どうやらGoogle AnalyticsのトラッキングIDを収集して、直接Googleのサーバーにデータを送信しているようで・・・。
で、このままだとアクセス解析データに不純なデータが含まれるので、フィルタを使って除外する方法も書いておきます。
- 「アナリティクス設定」を開き、「ビュー」の中の「フィルタ」を開く。
- 「新しいフィルタ」を開く。
- 「フィルタの種類」はカスタムにして、「フィルタフィールド」は参照、「フィルタパターン」には^(.+.|)(darodar.com|priceg.com|ilovevitaly.co|ilovevitaly.com|econom.co|semalt.com|buttons-for-website.com)$をセットする。
※せっかくなので、今回のロシアのスパムとは異なるスパムも併せて除外するパターンになっています。
これで以降のアクセスからスパムは除外されましたー。
でも上記ドメイン以外からスパムがくるようならパターンを修正する必要がありますのでご注意ください。
2015.1.27追記
フィルタパターンに記述ミスがありましたので修正しました。なお、このパターンでも除外できないスパムがあるので、検証後に再度掲載いたします。
2016.1.13追記
効率的にリファラースパムを除外する方法が見つかりました!詳しくは以下をご覧ください。